酔いどれオンジの随想録(エセー)

酔いどれオンジの随想録(エセー)

日常系の随想録です。

関東VS関西(どっちもいいね!)

転勤は絶対に嫌だという人もいると思うが、俺は、13回、転勤をした。
大阪支店から奈良支店、というレベルではなく、大阪支店から横浜支店レベルの、居住地の変更を伴う転勤を、だ。
当時は、実のところ、めちゃくちゃ嫌やったが、結果的には、良い経験をさして貰ったと思う。
特に、最も行きたくなかった関東(横浜、東京、横浜)には、3回転勤した。
関西にいたときに、関東から来た人曰く、関東人も、関西へは転勤したくないらしい(本当?)。
関西人も同じや。
これは文化の違いが激しいからなのではないかと思う。
しかし、今思えば、移住は、いろいろな意味で、良い勉強になったし、視野も広がった。いわゆる、住めば都。
特に、移住によって影響を受ける違いといえば、食生活の違いだが、今となっては、選択肢が増えた感がある。
典型的なのは出汁や。


つゆとだし
基本的には関東醤油文化関西は昆布文化。
関東は武家文化、身体を動かす仕事が多くパンチのきいた塩分の多いのが好まれた。
関西は公家文化と商人文化でやさしい味が求められた。
関東は濃い口醤油中心でカツオ節(枯節-カビありでパンチが利いた味)。
関西は昆布中心で煮干しとカツオ節(荒節む-カビなしでまろやかな味)をブレンドし薄口醤油。
何故関東で昆布が合わなかったのか?それは水の違いで関東は硬水、関西は軟水で昆布は硬水にはあわない。
つゆとだしは麺文化にも影響した。関東は蕎麦、関西はうどん文化だ。
関東ではつゆといい、関西ではだしと言うが、つゆはもり蕎麦をつゆにつけて食べる、関西のだしはうどんにだしをかけて食べる。

関東人から関西の出汁は、色が薄くて、「水みたいや!食えるか!」物足りん感満載。関西人から関東の出汁は、「真っ黒やんか!食えるか!」感満載。

しかし、どちらも、それぞれ良いところがあり、美味しいと、俺は思う。

関東の味の濃いつゆで食べるもり蕎麦も美味いし、真っ黒いかき揚そばも恋しくなる。
ああ・・・急に、京都の鴨なんばんに、たっぷりの薫り高い山椒をかけて、食べたくなった!

 

ちなみに、他にも、関東と関西の違いはいっぱいある。
肉、イカ焼き、いなり、豚まんと肉まん、たまごサンド、すき焼き、ねぎ、おしることぜんざい、ねこまんま、うなぎとあなご、マクドナルド、おはぎ、おでん、ソース等
これらは、またの機会に!