酔いどれオンジの随想録(エセー)

酔いどれオンジの随想録(エセー)

日常系の随想録です。

特濃ソースを流したらアカン

A課長は何でもソースを使う人やった。
好きな理由を聞いてみると子供の頃から昼食にオカズがない時ご飯にソースをかけていたらしい。(おれが醤油をかけていたのと同じやな)
ソースは彼にとってオカズなんやな。
ソースは基本的にウスターソース、中農ソース、濃厚ソースの3種類に分かれているが関東は中農ソースが主流で関西ではウスターソースが主流になっている。
ソースは明治時代にイギリスからウスターソースがろ入ってきてその後日本人の好み各土地の好みによって開発されていった。
現在の1人当たりの消費量はベスト10は西日本でしめられている。1位は広島となつている。そういえばA課長も広島出身やな。
スーパーに行ったら分かるが関東と関西ではソースの種類は圧倒的に関西が多い。
タコ焼きソース、お好み焼きソース、串カツソース、焼きそばソース、トンカツソース等。
また例えばお好み焼きソースにも色々な種類がある(甘口、スタンダード、辛口、激辛、減塩、ガーリック入り等)。

なんで関西には多くの種類のソースがあるのか?
俺の言うたもん勝ちの解釈でいえば関西ではお好み焼き、タコ焼きは家庭で当たり前の
様に作る人が多い。結構家庭で作っても美味しい。コストを考えても家庭で作る方がお得感があるからだろう。
関西人は食べる物によってソースを使い分けたり、色々な種類のソースを組み合わせて自分の好きなソースに変身させている。当然各家庭には多くの種類のソースを常備している。

西日本にはお好み焼きの店も多いがやはり広島が1位で西日本が圧倒的に多い。
お好み焼き店ではその店の特徴を出さないと客は来ない、特にソースは店独自の味で勝負している。
お好み焼きはソースが命、フランス料理もソースが命。

お好み焼きソースはフランス料理のソースと同じ感覚と思う。

A課長は俺に言った。”私の血管にはソースが流れています”と。

俺は言った。”決して特濃ソースは流したらアカンよ”と。