酔いどれオンジの随想録(エセー)

酔いどれオンジの随想録(エセー)

日常系の随想録です。

旬産旬消

居酒屋の張り紙に天然〇〇入荷!
今日のおすすめ天然〇〇!と書いているのを見ると、
ちょっと心惹かれるけど、ほんまに天然ものは養殖ものと比べて優れているんやろか?
本当に美味しいのやろか?と思う事がある。
近年漁獲量が減って天然物は口に入らなくなっている。将来は更に口に入らなくなるのは目に見えている。また海外からの輸入に頼るのもリスクが高い事から、やはり国産養殖に力を入れておくのは将来のリスク回避にもなると思うな。
現在養殖物はブリ、カンパチ、タイ、ヒラメ、クロマグロクルマエビ等が市場に出回っているがすべての魚介類が養殖可能でない。生態が分からないものやコストが掛かるものは養殖は出来ない。イワシ、サンマ、イカ等は難しいらしい。
養殖のメリットとしては安定供給、個体差が少ない、寄生虫をコントロールできる、
漁獲コスト等色々あるが、デメリットも餌代、管理費、限られた養殖スペースの各問題等多々ある。結構養殖物も美味しいし、季節を問わず食べれるのも良い。養殖で人気の高いのは、かぼすブリ(大分)、金華さば(宮城)、ひみ寒ブリ(富山)等はブランド化されふるさと納税の返礼品としても有名や、現在、全国的にご当地サーモンのブランド化に力を入れているところが多い。

一方天然物は=新鮮、美味いと言う感覚があり天然物に拘りを持っている人も多い。
天然物には旬があり一番美味しいとされている時期や。代表的なものにはブリ、フグ、ヒラメの11~2月、サケ、サバの10~11月、アジの5~7月等魚種によりそれぞれある。
確かに旬の時はアプラののりや身の食感等美味いのは分かる。ただ旬以外の時期に食べると”ううんーーーー”て思う事もある。

何故日本人は天然物に心惹かれるのか?
俺が勝手に思っているのは、日本人は刺身で魚介類を食べるのが好きだからだと思う、生で食べるから魚自体のうま味や微妙な味わい、そして一番美味しい時期が分かっていたんだと思う。日本人の舌は味覚感覚に優れていると思う。
旬以外の時は天然物には手を出したらアカンと思うわ!
天然物は旬産旬消や。
*俺にとって寄生虫をコントロールしているサバの養殖は有難い!5回目のアニサキス感染はないやろう?