酔いどれオンジの随想録(エセー)

酔いどれオンジの随想録(エセー)

日常系の随想録です。

世の中には笑うしかないこともあるんやで

採用は、時代によって、買い手市場の時、売り手市場の時、いろいろ違いがある。

採用面接は、学生側だけではなく、企業側も、シンドイことなのだ。

今は、リモート面接も多くなっているようだが、最終面接は、直接面接をする企業が多いのではないかと思う。

最終面接の難しさは、いくつかある。

企業側は短い時間で判断せざるを得ないし、学生側も短い時間でどう自分を理解してもらえるか、特に営業系採用は難しい(事務系、研究・製造はある程度履歴書で絞り込むことが出来る)。

 

俺が、採用担当をしていたときと、変わっていることもあるだろうが、営業担当の採用面接で何にポイントを置いていたかを記しておく。

  1. 第一印象
  2. 熱意
  3. 聞く態度
  4. 健康状態
  5. ユーモアセンス
  6. 伸びしろの有無 

第一印象は、入室から自己紹介までで、ほぼ決まると思ってもらっていい。

礼儀、清潔感、自然・違和感のない振る舞い、姿勢等から得られる情報は多いので、これられ、決して、暗い印象を与えてはいけない。

熱意は、行動力で判断しやすいものだが、面接だけでで判断するのは、これまた難しい。志望理由と自己アピールから判断するしかない。

志望理由、自分の強味(アピール)、弱み等は複数あげるのではなく、1点に絞るのがいい。

また、必死に喋りすぎないのがいい。短時間で、アピールしたい気持ちは分かるが、酸欠の金魚にしか見えない。

健康状態は、顔色、疲労感が出ていないかを見る。たとえ、睡眠不足であっても、睡眠不足である印象を与えてはいけない。

何かストレス解消になる様な趣味等があれば、聞かれたときに、話のネタになるから、1つくらい、持っておくと良いだろう。ストレス解消はとても重要で、ストレス定期預金はしていないか、採用担当としては気になるところだ。

 

俺が、営業担当者として欲しい人材を見極める為に使いまわしていた質問がある。

・今までで苦手と思った人はどの様な人でしたか?

・その人にどう対応をしていましたか?

この質問で、人に会うのが苦にならないタイプかどうか見極める。

 

・今まで印象に残っている失敗はなんですか?

・失敗後、どう対応しましたか?

この質問で、前向きでメンタルに強いタイプかどうか見極める。

 

無人島へ行くのに一つだけ持って行けるなら何を持っていきますか?

訳の分からない質問に対して、どの様に反応し、どう答えるか、対応力とユーモアがあるタイプかどうか見極める。

営業担当者が持っているといい素質は、①人に会うのが苦にならない、②健康でメンタルが強い(強靭でなくてもいい)、③臨機応変な対応力がある、④話していて明るい印象を持てる、この、5つあれば十分だと思う。

他に必要な素質があるとしても、伸びしろがあれば、経験の積み重ねで何とかなるものだ。

 

そして、一番言いたいのは、不採用となっても落ち込むようでは、そもそも、営業を志望したらアカンと思う。

もし、何社も不採用となったとしても、もう笑うしかないと思って、次に進んで欲しい。将来、ネタになると思えば、不採用の経験なんて、まったく問題がないことだ。