酔いどれオンジの随想録(エセー)

酔いどれオンジの随想録(エセー)

日常系の随想録です。

タラレバ定食

失敗したり、ものごとが上手く運ばなかった時に、上司に報告し、謝罪する、ということは、多々あると思うけど、報告の仕方、その後の態度や姿勢は、とても大事や。
仕事での失敗は誰でもあるから良いとして、失敗したあとのやり方を間違えると、俺の過去の経験から、3倍返しで返ってくるように思う。

①自己保守(報告は結論、結果から言わない)
一番あかんタイプは、現在に至るまでの状況を、時系列に沿って、最初から話し始めるタイプだ。じっと聞いて待っていても、なかなか結論や結果を言わない。

「〇〇の件で、私は、〇月〇日に〇〇して、〇〇もして、一生懸命、頑張っていました。」というようなアピールすることで、自分を守っているのだろうが、開始3分くらいで、聞く側は、イラつきの極みとなり、相手の話を聞かなければと思いながらも、思わず、「先に結論、結果を言え!」と言ってしまうのだ。
そもそも、こっちは、聞いてもないのに、自ら、業務に関して、過去から語り出す時点で、何か業務上、良くないことが起こっていることは感覚で分かるので、まず、何か起こったか知りたいのだ。
失敗を責められるのが怖くて自分を守ろうとしているのは理解できるが、結果は、逆効果。例外として、過去に、報告したときの上司の態度に問題があり、それがトラウマになっているのであれば、気の毒な話だ。
失敗したことを叱咤する上司は、論外だ!

②責任転嫁する(他人のせいにする)
報告は、結論から言うけれど、失敗の原因を他人のせいや運のせいにするのも、どうかと思う。
「こういう、悪い結果になった原因は、〇〇の邪魔が入ったからです。」とか「〇〇の協力がなかったからです。」というように、結果が悪かったのは、自分の責任ではないと、アピールするのは、良くない。
これも、①と同様、過去のトラウマ的経験からきているのであれば、気の毒な話だが。
失敗したときは、報告に加え、今後の対応や姿勢を伝えるのが大事やと思う。
「今思い返せば、〇〇をしておけば、回避できた可能性があるので、次回からは、〇〇をします。他のメンバーとも、共有しておきます!」と言える奴だと、「おおっ!こいつ、できる奴や。」と思う。

「あの時、もし、〇〇をしていタラ」、「あの時、もし、〇〇していレバ」、を繰り返すのもやめた方がいい。いつまでも引きずったらアカン。

俺の期待する報告は
・良い結果、悪い結果であっても報告はまず結果から報告する。
・良い結果であれば、協力してくれた人にお礼を言う。
・悪い結果であれば、謝罪する。
・質問を受けたら、正確に答える。

今回の結果に対して自分自身の問題として今後どう改善しどう対応していくか前向きに伝える事や。
失敗をしない人間いないし、これからも、何回も失敗するだろう。
しかし、失敗を恐れず(いや、少しは恐れなアカンけど)、前向きな姿勢で取り組んでいれば、本来失敗するところを回避できたりもして、結果的に、失敗を減らすことはできると思う。

タラレバ発言が多い部下には、「今日の昼飯は、一緒に、タラレバ定食でも食べに行こか。」と言うてやる。