酔いどれオンジの随想録(エセー)

酔いどれオンジの随想録(エセー)

日常系の随想録です。

質問されました。「当時、私の先輩だった人が、今回の異動で、私の部下として赴任予することになりました。その先輩は、評判が良いとは言えず、やる気もあまり感じられないらしいです。どのように接したらいいでしょうか」という質問に対する答え。

先輩が、自分の部下になる。

相談者は、これが初めてのことらしいが、こんな状況は、今から何度でも遭遇すると理解しておこう。

そして、実際に自分が経験したのではない場合、周囲の評判を、最初から鵜呑みにするな。判断は、まず、自分の目で確認してからにしろ。

 

実際、年齢が高くなればなるほど、頑張ろうという意識は薄れる人が増えてくるのは事実だ。理由は、頑張る必要がなくなった、とか、頑張る理由がないから、というものだ。

かといって、年齢が高いからといって、全員が頑張らないかというと、そんなことは全くない。年齢が高くても、頑張っている人は、案外いるものだ。

では、頑張っている人の特徴はどのようなものか?

・自分のありたい姿を持っている。

・いい意味でのプライドを持っている。

・いい意味での拘りを持っている。

・目指していることがある。

 

抽象的になってしまったが、具体的に言うと、こうだ。

例えば、年齢を重ね、立場が上になっても、もしくは、立場や肩書にとらわれず、顧客との関係を重視し、顧客からの評価を大切にしている人。

媚び諂いなしに、正々堂々として生きたいと考えている人。

家族の幸福を第一に考えている人。

 

上司として大切なのは、部下に、頑張る理由を見つけてもらうように支援し、協力することだと思う。

 

注意点としては、以下のとおり。

①相手の、仕事に関する情報だけではなく、ある程度、プライベートな情報にも触れなければいけないので、そこまで踏み込むか、微妙に難しい。こればかりは、相手次第というところなので、相手をよく観察して、どこまでがOKラインか考えて欲しい。

②正式に着任する前に、一対一で、十分な対話をする。

自分の思いを含め、自分は、相手のことを想っていることや、相手とどのように協力して、仕事を進めていきたいかなど、自分の希望を伝えるのだ。

特に、仕事以外の時(飲み会、プライベート)の相手との関係は、あくまでも、先輩として対応するように!相手にも、「個人的な関係では、あくまでも、あなたは私にとって先輩なのだけど、仕事の上では、依頼や指示をしたり、時には、厳しいことを言うことがありますよ。」ということを、前もって伝えておくと、相手も、受け入れやすい。

 

最後に、大切なことをひとつ。

それは、いつでも、自分自身がその先輩と同じ境遇・状況になる可能性があるということだ。そうなったときのことを想像してみて、自分がされたり、言われたりして、嫌だと思うことは、絶対に、してはアカン。

 

明日はわが身や。

ブルペンには、社員数だけ控えてるで。肝に銘じておこう。