無限初物尽くし
小、中、高時代は、自分の生活圏に、ファミレスもなく、(居住環境もあるだろうが)わざわざ、家族揃って外で食事に出かける、なんてことは、我が家だけでなく、他の家でも、ほとんど無かったように記憶している。
家族で外食した記憶をたどれば、近所のうどん屋か百貨店の食堂ぐらいしか思い浮かばない。
大学時代になると、生活は一変。昼は友達と外食、食の初物尽くしのオンパレードだった。もちろん、美味いもんも苦手なもんもどちらもあった。
「なんやこれ?!」「こんな食べもんがあるんや!!」「これはナニモンや?!」
当時の、初物に対する感想。
カツカレー:何でわざわざ上にトンカツのせてんねん。実際はハムカツやったけど。
ハンバーグ:何でわざわざ肉をみじんにしてまた固めて焼いてんねん。硬い肉食べる工夫か。
タンシチュー:何で牛の舌をたべなあかんねん。
カニクリームコロッケ:カニ缶の味がするけど?
ピラフ:焼きめしとどう違うねん!
焼肉:肉はフライパンで焼くんと違うん?何で網で焼くねん。
豚の生姜焼き:食べられるけど…生姜は、使っている豚の匂いを中和するために使ってるのだろうか。偏見かもしれないが。
八宝菜:ほんまに8種類の具が入ってるやん!野菜炒めと違うやん!
肉うどん:うどんと言えば油揚げの入ったキツネやろ。肉は贅沢や。
玉子焼き(明石焼き) :出汁につけるんやー。タコが入ってるのにタコ焼きとは言わんのや。当然明石は入っていないけど。
ミックスジュース:ジュースいうたら、オレンジジュースしかないんと違うん。
レモンスカッシュ:ラムネにレモンを入れたわけ・・・でもないよな?
どんな料理も、初めて食べた時は、目からウロコと言うより、口からウロコが落ちた感じやったなあ。