てんこ盛りことわざ
俺の上司だった人には当然十人十色で色んなタイプの人がいた。
俺の若い頃の上司に、良く諺を使って話をする人がおった。
何回も聞くと飽きてくるんやが、何度も聞くと、結構覚えるし、役に立った。
〇石の上にも3年(辛いことも我慢していれば好転してくる)
⇒石の上にも3年という言葉があるように、今厳しい時期だが我慢して頑張ってくれ、と上司は言った。
【時は金なりと言う事もあるし、3年は長すぎるのでは?3年も石の上に座ってたら骨ボロボロ。】と俺の心が呟く
〇二兎を追う者は一兎も得ず( 同時に二つの事を成し遂げようしても結局どちらも失敗に終わる)
⇒たくさんの目標を掲げて大丈夫か?二兎を追う者は一兎も得ずの結果になるんと違うか?
【一石二鳥という事もあるし、数撃てば当たる事もあるけどな、ほぼマグレやけどな。】
〇三人寄れば文殊の知恵(三人集まって相談すれば何か良い知恵が浮かぶものだ)
⇒来季のチームの活動目標は第一段階としてチームで相談してくれ三人寄れば文殊の知恵と言うし。
【うちのチームは4人やからまとめるのは難しいと思うんや。ただ、普通の4人麻雀は出来るけど。】
〇急がば回れ(急いている時こそ慎重に、遠回りでも確実な道を行くよう)
⇒ここは時間が掛かっても慎重に対応してくれ。急がば回れと言うしな。
【善は急げと言う事もあるしな。】
その他
〇嘘八百(嘘ばっかり、まったくの出鱈目)
【嘘を八百もついたら一つぐらい詐欺罪に当たるんと違うか?】
〇果報は寝て待て(やるべき事をやったら後は結果がでるまで何もすることがない、寝ることぐらいしか。)
【ホンマに寝ても注意はせんと約束してくれるんか?】
〇猫の手も借りたい(忙しすぎるて少しでも手伝いが必要)
【うちの愛猫クロかしてもええで!】
〇煮え湯を飲まされる(信頼していた者に裏切られる)
【ホンマに飲んだら火傷だけで済まんんやろ!】
〇エビで鯛を釣る(少量の元手やわずかな努力で大きな利益を得る)
【それ普通やろ、エビを餌にするの!!】
〇糠に釘(手応えや効き目が全くない)
【漬物の糠床に釘を入れるとええ仕事しまっせ!鉄分もとれる。】
残念やけどその上司はその後退職していった。立つ鳥跡を思い切り濁して。