知らない子ども相手に屁理屈をこねた件
たこ焼きは、大阪が発祥とされている。
元々は、タコを入れるのではなく、コンニャクからはじまり、肉、そして、明石焼きの影響を受けて、タコをいれるようになり、今の、たこ焼きになったとされている。
この間、スーパーに行った時に、たこ焼き屋、たこ焼きを売っていたので、注文した。
通常、たこ焼きは、6個で300円~350円がよくある価格設定であるが、その店のたこ焼きは、6個で100円と、異常に安い。
6個100円のたこ焼きに、当然、過大な期待は禁物だ。
仮に、不味くても、腹が立たない。
俺の前に、中学生と思われる子どもらが、数人で、たこ焼きを買って、買い食いをしていた。
一人の男の子が、「おっちゃん!!タコ入ってへんやん!」と、たこ焼き屋のおっちゃんに、文句を言う。
おっちゃんは、「たまにはそういう事もある。」と、全く気にしていない様子。
別の子も、「こっちも、タコが入ってないのがある!」と言っている。
おっちゃんは、困りはてた様子だ。
見かねた俺は、子供らに言ってやった。
「100円で、3個タコが入ってたら、ラッキーと思わんとあかんで。」
「たこ焼き言うぐらいやから、タコが入ってないのを、たこ焼きと言うたらアカンのんと違うん。」
「あのなー、考えてみーや。君らは、たい焼きに、鯛が入ってなかったら文句言うんかい?当然、明石焼きに、明石は入ってないし、もんじゃ焼きに文字は入ってないんやで。」
子どもらは、逃げて行った。