酔いどれオンジの随想録(エセー)

酔いどれオンジの随想録(エセー)

日常系の随想録です。

神様私に勇気を下さい(年賀状を辞めるか辞めないか問題)

年賀状の季節になるといつも思うことがある。


「今年は出すところを減らそう」

でも、結局、最終的には変わらずや。
時代もネット社会に変わり、メールが主流。

年賀状の本来の意味は何か?

奈良時代平安時代のお世話になった親戚への年始回りから始まったとされている。
江戸時代には、飛脚の発達で広まり、明治には官製はがきが作られ年賀を出すのが慣例化となった。
「1月1日」の消印が人気となったとされている。
お年玉年賀はがきの登場で、さらに、年賀状を出す習慣が広まった。

当時の年賀の目的は、3つだ。
①    一年の感謝を表す。
②    日頃、なかなか会う機会がない人へ連絡をする。
③    人間関係を深める。

年賀状は、一度出すと、辞めにくい。

年賀状の3つの意味合いから言えば、大変お世話になった方へは、一年単位で判断する。
ただし、機械的に、毎年続けることはない。
それ以外は、今までの、相手との関係の深さで判断する。


辞めたいのに、辞められないと嘆いている人には、朗報だ。
辞めるタイミングとしては、定年、退職、喪中、筋目の還暦・古希・喜寿等がある。

これらのタイミングに関係なく、来年から辞めようと決めたら、今年の年賀状で、辞退の旨を伝えよう。

(辞めたいのに辞められない)年賀状を、本当に辞めるための3箇条。
①    義務感を捨てる。
辞めたくても結局出してしまうのは日本人の良いところかもしれないが、義務感はキッパリ捨てるのが大事や。
②    辞めると決めたら、相手から届いても、自分からは出さない。
特に、もう会うことがない相手なら、なおさらだ。
③    自分が出した年賀状を受け取ってから出してきたであろうと容易に想像できる相手には、次から出さない。

どうしても、年賀状を辞めて、年末年始の挨拶をしないことが不義理だと感じてしまうなら(実際には、まったく、不義理ではないのだが)、メール、Line、電話等に置き換えるのがいいと思う。

とは、言っても、俺自身、出す相手を減らしてはいるが、なかなか完全に辞めるまでには至っていない。
・・・神様私に勇気を!